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〈国民向け緊急提言〉 新型肺炎対策「STOP感染症・7つの約束」 を発表しました。
2020月02年12日
「STOP感染症2020戦略会議」(座長:賀来満夫 東北医科薬科大学特任教授)は、今般の新型コロナウイルス感染症対策にかかる緊急提言「新型肺炎対策『STOP感染症・7つの約束』を、2月10日、都内にて記者会見を開催し発表いたしました。
当戦略会議は、国土強靱化の観点から、地震や台風、水害など災害発生時の感染症対策や平時からの備えを検討し、政府等に政策提案を行うことを目的として、昨年12月に発足しました。海外から多くの人が訪れ、国際的マスギャザリングとなる東京オリンピック・パラリンピックイヤーを、感染症対策の重要年度として位置づけており、委員には、感染症、災害医療、公衆衛生をはじめ、医学、歯学、薬学、看護学等、各分野の第一線で活躍する専門有識者が数多く名を連ねています。
この度の新型コロナウイルス感染症については、既に多様な情報が、さまざまなルートで飛び交っています。こうした中、当戦略会議としては、専門家による正しい情報を、わかりやすいメッセージの形に整理し、国民に向けて広く発信することが何より重要だと考え、とりまとめを行ったものです。
【新型肺炎対策「STOP感染症・7つの約束」】
約束1 正しく恐れる。
約束2 ウイルスや菌の顔と性格を知る。
約束3 “STOP感染「新生活習慣」”をつくる。
約束4 最新の対策技術にも目を向け情報収集する。
約束5 喉元過ぎても熱さを忘れない。
約束6 新型肺炎以外の感染症にも目を向ける。
約束7 防災用品だけでなく、感染症対策用品も備蓄を!
※詳細は、こちらをご覧ください。
http://resilience-jp.biz/wp-content/uploads/2020/02/STOPkansenshou_0210m3.pdf
「STOP感染症・7つの約束」では、政府から感染症対策として発信されている、正しい手洗い、咳エチケットなどに加え、手洗い場所が近くにない場合の「ウェットテイッシュの携帯や環境消毒の重要性」「消毒剤の持続除菌性能という新しい考え方の重要性」「免疫力を向上させる酪酸菌、乳酸菌などプロバイオティクス摂取の重要性」「口腔ケアの重要性」「感染症備蓄という考え方」など、最新の知見に基づく感染症予防に向けた新生活習慣を提案しています。
さらに、アメリカで今年の冬に2万人以上が亡くなっており、日本でも昨年3325人が亡くなっているインフルエンザを含め、史上空前のマスギャザリングが予想される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、蚊媒介感染によるデング熱など、「新型コロナウイルス以外の感染症」にも注意を呼びかけています。
そして、“喉元過ぎても熱さを忘れず”と、新型肺炎が仮に収束し、メディアの報道熱が冷めても、感染症対策の新生活習慣を続けて欲しいと呼びかけています。
【記者会見の登壇者】
STOP感染症2020戦略会議
賀来 満夫 座長(東北医科薬科大学 医学部感染症学教室 特任教授)
國島 広之 委員(聖マリアンナ医科大学 感染症学講座 教授)
金谷 年展(当協議会レジリエンスジャパン総研所長)