グランプリ
金賞
金賞(企業・産業部門)
地盤ネット株式会社 「じぶんの地盤アプリ」
<受賞理由>
地盤情報が誰でもわかるwebアプリを開発、一般に広く無料で公開。地盤改良、浸水、地震による揺れ、土砂災害、
液状化の5つの要素から構成され、スマートフォン、タブレット、PCなどで現在地の地盤安全性を点数で知ることが
できる。日本語の他、8か国語で対応版が用意されている。戸建て住宅の住まい手である国民が個々の宅地の地盤の
強靭化に目を向ける効果、また訪日外国人による宿泊先選定の際の利用など、あらゆる層への波及が期待される。
山本強社長
〈プレゼンター〉藤井聡内閣官房参与 ※所属・役職は当時
金賞(地方自治体部門)
静岡県小山町 「行政と住民が一体となった山地強靭化への取組」
<受賞理由>
地域の山地強靭化を図るため「小山町強靭化総合対策協議会」を設置し、森林整備への理解を深めるとともに、火山
噴出物スコリアからなる不安定な土質を考慮した山地防災対策等について行政と住民が一体となり様々な取り組みを
行っている。
各地域住民が自ら森林内で活動する「体験施工」においても、行政と住民が一体となり、木柵工による土砂流出の
抑制、スコリア固化土のうによる土留工、植物活性剤を利用した緑化によるスコリアの表面移動抑制など、各地域の
特性に合った有効な対策を実施している。
込山正秀町長
〈プレゼンター〉藤井聡内閣官房参与 ※所属・役職は当時
金賞(教育機関部門)
四国防災共同教育センター(香川大学・徳島大学共同開設)
「四国防災・危機管理特別プログラム」
<受賞理由>
大規模広域災害等に適切に対応できる専門家の育成を目標に、人材養成目的別に「行政・企業防災マネージャー」
「救急救命・災害医療・公衆衛生コーディネーター」「学校防災・危機管理マネージャー」の3コースを開講。
受講者は行政、企業、教育、医療分野の実務者および大学院生を中心に構成され、平成25年度の新設以来、100余名
が修了。
さらに「NPO法人災害・危機対応支援センター」が修了生のネットワークとして設立され、地域の防災活動支援に取
り組んでいる。
白木渡特任教授
〈プレゼンター〉藤井聡内閣官房参与 ※所属・役職は当時
金賞(NPO・市民活動部門)
NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク
「避難所用「紙の間仕切りシステム」」
<受賞理由>
発災後数日で必要量を調達できる紙管をフレーム(柱や梁)として組み立て、そこに布をかけてカーテンのように開
閉する、避難所用の間仕切りシステムを開発。中越地震以降、東日本大震災、熊本地震など多くの被災地に提供、
避難所における生活者のプライバシーの確保に貢献した。フレームにかけるカーテンの位置を変えることで世帯人数
に合わせたに間仕切りができる上、カーテンを開けることで健康状態の確認や衛生環境の確保、換気を容易に行うこ
とができる。
平賀信孝氏
〈プレゼンター〉藤井聡内閣官房参与 ※所属・役職は当時
特別賞
特別顧問賞 二階俊博(国土強靭化提唱者)賞
スマートメディカル株式会社 「メンタルヘルスケアアプリ「じぶん予報」」
<受賞理由>
災害時の精神疾患の予防・治療を目的に、スマートフォンに話しかけることで利用者の心の健康状態を測定・記録で
きるアプリを開発、実用化。平時には、チーム内のメンタルヘルス対策に貢献する一方、平時より心の健康状態を
可視化しログを取り貯めることで、非常時の現状把握に役立てることができる。
うつ病等の気分障害およびPTSDが重篤化する前の早期発見や治療効果の把握等の指標にもなり、被災者の精神的負荷
を最小限にとどめる効果が期待できる。
柴﨑望代表取締役
〈プレゼンター〉二階俊博衆議院議員 ※所属・役職は当時
特別顧問賞 古屋圭司(初代国土強靭化大臣)賞
ニチハ株式会社 「CLTと木質系セメントボードの国産材トリプル構造による建築物の強靱化」
<受賞理由>
CLT建築物に国産材を使用した木質系セメントボードを外装とその下地に用い外壁部分を木材のトリプル構造に
することにより、面構造による剛性強化という CLT建築の利点を活かすことで、建築物のレジリエンス性を高める取
り組み。建物の構造から外皮まで国産材製品を使用しながら、CLTの弱点である耐火性・経済性を補うことでCLTの普
及を促すとともに、木材を主役にした建築物の低炭素化の実現、国産材利用の促進といった側面も有している。
山中龍夫社長
〈プレゼンター〉古屋圭司衆議院議員 ※所属・役職は当時
特別賞 佐々木則夫賞
仙台市立郡山中学校 「安全・安心で強靭な地域づくりに資する、中学生が主導する防災教育」
<受賞理由>
防災・減災に関する安全・安心で強靱な地域づくりに向けて、中学生が主導して地域を巻き込む防災教育を実践して
いる。これまで指定避難所にもかかわらず防災訓練等が行われていなかった地域で、町内会・消防団等の多彩な地域
組織や、行政・大学・企業と連携し、生徒が主導して住民参加型の地域防災訓練と防災シンポジウムを実施・開催し
ている。さらに生徒は被災地支援や多様な地域貢献活動に尽力し、地域防災の担い手に成長している。
髙橋教義校長
〈プレゼンター〉真鍋かをり氏 ※所属・役職は当時
最優秀賞
最優秀レジリエンス賞(エネルギー)
佐川急便株式会社 「輸送用車両・利用エネルギーの多様化による物流インフラ強靭化対策」
いすゞ自動車株式会社 「天然ガス自動車開発の取り組み」
フォーアールエナジー株式会社 「家と、クルマと、社会とつながる蓄電池付普通充電器”エネハンド充電器”」
最優秀レジリエンス賞(住宅・都市) 3団体
一般社団法人住宅地盤リスク情報普及協会 「住宅を対象とした液状化調査・対策の周知活動」
加古川市寺家町周辺地区防災街区整備事業組合・株式会社NTTファシリティーズ
「地域住民と行政の協働による安心・安全で災害に強いまちづくり」
株式会社LIXIL住宅研究所 「次世代レジリエンス住宅普及プロジェクト」
最優秀レジリエンス賞(国土保全 交通・物流) 7団体
古野電気株式会社 「ゲリラ豪雨などの局地的短時間気象を捉え、気候変動による被害軽減に貢献する気象観測システム」
森松工業株式会社 「貯水機能付給水管」
株式会社リプロ 「情報発信杭」
AIU損害保険株式会社 「いのちを守る「地域レジリエンスNETWORK」の提供」
J-ティフコム施工協会 「J-ティフコム(超緻密高強度繊維補強コンクリート)」
日鐵住金建材株式会社 「テレスコドレーンパイプ」
島根県立出雲農林高等学校 「出雲市外園海岸のハマボウフウによる飛砂防止策」
最優秀レジリエンス賞(リスクコミュニケーション 情報) 13団体
愛知県教育委員会/愛知県防災局/名古屋大学減災連携研究センター 「高校生防災セミナー」
株式会社山善 「専門商社の強みを活かした国土強靭化貢献プロジェクト」
毎日放送 「ラジオ防災番組「ネットワーク1・17」」
三井住友海上火災保険株式会社 「熊本地震対応における「感動品質」による総合的な被災者支援の実現」
東京海上日動火災保険株式会社 「ぼうさい授業」
和歌山県田辺市立新庄中学校 「生徒の主体的な活動による、地域や近隣学校とともにすすめる防災教育」
掛川市立原野谷中学校 「地域と連携した防災教育の推進によるリスクコミュニケーション」
帝塚山小学校 「既存のエマージェンシーサインのシームレス化と防災(見守り)カメラによるインタラクティブ化推進事業」
株式会社キバックスインターナショナル 「子ども英会話教室を中心としたレジリエンス教育の展開」
「生きる力」市民運動化プロジェクト(東北大学災害科学国際研究所 特定プロジェクト) 「みんなの防災手帳」
色麻町/積水ハウス株式会社 「官民連携による地域防災力向上とキッズ防災リーダー育成プログラム」
西富久地区市街地再開発組合 防災ワーキンググループ 「コミュニティで共有する防災・減災情報システムの開発と実装」
株式会社ローソン 「災害情報共有基盤「災害情報地図システム」」
最優秀レジリエンス賞(医療 ものづくり) 2団体
KFT株式会社 「被災地救援に活躍するドクターズトレーラーハウス」
株式会社コロナ 「多機能加湿装置ナノフィール」
優秀賞・優良賞 会長賞他
優秀賞 30団体
エコフューチャー株式会社 「太陽電池内蔵のコードレスLED防災サイン「デザインソーラーパネル」」
古野電気株式会社 「地盤や老朽化インフラの変状を監視し、安全・安心に貢献するGNSS自動変位計測システム」
森松工業株式会社 「耐震性貯水槽」
東京海上日動火災保険株式会社 「地震模擬体験型ワークショップによるBCP策定支援活動」
幸和ハウジング株式会社 「許容応力度計算を用いた在来工法木造住宅」
前澤化成工業株式会社 「非常用浄水装置「エモータブル」」
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 「地震保険の普及促進および地域の防災・減災対策支援の取り組み」
株式会社中央住宅/株式会社高砂建設/株式会社アキュラホーム/東電タウンプランニング株式会社地域開発カンパニー
「浦和美園E-フォレスト」
東京海上日動火災保険株式会社/東京海上日動リスクコンサルティング株式会社 「「地震リスク啓発冊子」および
「簡単・早わかり!事業継続計画(BCP)策定シート」の開発・展開、企業・商工会議所等への提案」
株式会社一条工務店 「家屋内設置型木質耐震シェルター」
ジャパンホームシールド株式会社/アートクレーン株式会社 「地盤の密度増大工法「CDP工法」を用いた液状化抑制対策」
宮坂建設工業株式会社 「地域防災訓練から広がる防災・減災活動」
ジェイウォーター株式会社
「jwaterの地域資源、地方創世、BCP連携-レジリエンス力のあるビジネスモデルで水源地ネットワークの構築-」
一般社団法人日本損害保険協会 「防災教育副教材」
一般社団法人日本損害保険協会 「全国統一防火標語・防火ポスター」
一般社団法人日本損害保険協会 「軽消防自動車・高規格救急自動車寄贈」
株式会社一条工務店 「一条による間違いのない家づくり・無償地盤診断と地盤調査報告」
日東工業株式会社 「高機能感震ブレーカー(地震・雷IoT)実証実験」
公益社団法人日本建築士会連合会/一般社団法人木と住まい研究協会 「平成28年熊本地震における木造応急仮設住宅の供給」
株式会社拓人 「個別指導学習塾スクールIE」
株式会社NTTファシリティーズ 「避難所・防災拠点向けサービス安心・安全スマートプラン」
株式会社拓人こども未来 「幼児から小学生向け総合教育事業」
横浜市・慶應義塾大学理工学部伊香賀俊治研究室・ナイス株式会社 「スマートウェルネス住宅普及啓発活動」
小田急箱根ホールディングス株式会社/ユアサ商事株式会社 「観光ターミナル「箱根・桃源台駅」のレジリエンスステーション化」
セコム株式会社 「大規模災害時における医療サービスの早期提供へ向けた取り組みについて」
株式会社安信 「小型家具調シェルター「構-kamae-」」
株式会社小野田産業・大栄産業株式会社 「災害時生活排水処理槽」
神戸市消防局 「災害対応シミュレーションゲーム「ダイレクトロード」」
一般財団法人強靭な理想の住宅を創る会/特定非営利活動法人住まいの構造改革推進協会
「強靭な住宅の普及促進」
優良賞 3団体
有限会社アイティーオー 「「床の滑り止め「ファイブディフェンス」工法」
福田 誠治 「名古屋市における大規模地震時の給排水機能の確保」
アストロブレス株式会社 「省スペース、超長時間の光発電『アストロブレス』」
レジリエンスジャパン推進協議会会長賞 2団体
和歌山県 「紀伊半島大水害の教訓から」
荒川区 「荒川区中学校防災部の活動」
グリーンレジリエンス大賞
グランプリ
浜松市 「浜松版グリーンレジリエンス」
〈受賞理由〉
行政がグリーンレジリエンスという概念を的確に捉え、市域全体の様々な実践がつながる、地域戦略を立ており、森
林・林業について多様な主体による協議会を立ち上げ、上流の森林管理から川下の木材利用促進に取り組んでいる。
さらには、市民も参加した防潮堤の植栽に取り組むなど、総合的、包括的なグリーンレジリエンスが展開されて
いる。
同市は、人口減少を踏まえた産業転換に迫られながらも、非常にポテンシャルの高い地域であり、日本の人口減少社
会におけるグリーンレジリエンスの先進モデル地域として発展が期待される。
鈴木康友市長
〈プレゼンター〉山本公一環境大臣、
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会 三浦 惺会長
※所属・役職は当時
金賞
福津市/上西郷川日本一の郷川をめざす会/九州大学/福間南小学校
「上西郷川における民-官-学の協働による地域に根ざした里川づくりの実践」
最優秀賞 4団体
鹿児島県土木部河川課/熊本大学大学院先端科学研究部流域環境デザイン研究室/九州大学工学研究院流域システ ム工学研究室
「西之谷ダム」
特定非営利活動法人田んぼ 「津波に被災した田んぼの生物文化多様性を活用した復興」
石積み学校 「農地石積みの技術継承と修復」
麻機遊水地保全活用推進協議会ベーテル部会 「ベーテル麻機活動」
優秀賞 5団体
宮城県東松島市 「生物多様性に貢献する緑の地域循環を活用した学校づくり」
特定非営利活動法人尼崎21世紀の森 「尼崎21世紀の森づくり活動」
三井住友海上火災保険株式会社 「エコロジカルネットワークと雨水マネジメントを都心に実現する駿河台緑地」
北海道長沼町 「舞鶴遊水地を軸としたタンチョウも住めるまちづくり」
一般社団法人木と住まい研究協会/一般財団法人木構造建築研究所/ナイス株式会社
「「木と住まいの大博覧会」開催による国産木材等の利活用促進等の活動」
優良賞 4団体
バークマットを考える会 「バークマットを中心とした循環型次世代産業」
東北大学災害科学国際研究所 地震津波リスク評価(東京海上日動)寄附研究部門
「東日本大震災における海岸林の津波減災効果に関する研究活動-自然力を生かした津波 防災・減災にむけて-」
松本技術コンサルタント株式会社 「ネコヤナギによる護岸の緑化工法」
特定非営利活動法人 FIRST ASCENT JAPAN 「GO UP みやぎ 金華山震災復興支援 宝島プロジェクト」